韓国は日本のストーカーだ!〔2〕まともに相手にする必要はない/ケント・ギルバートvs呉善花
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PHP Biz Online 衆知(Voice) 10月16日(金)12時1分配信
韓国は日本のストーカーだ!〔2〕まともに相手にする必要はない/ケント・ギルバートvs呉善花
ケント・ギルバートvs呉善花
◆鳩山元首相の謝罪は罪人の行為
呉 韓国は1987年に民主化しましたが、何を間違ったか、金泳三大統領のころから「民主主義=反日」へと変貌してしまった。いまや韓国では、反日こそが愛国の象徴です。しかも反日を主張する者の多くは、じつは親北朝鮮でもあります。
韓国と北朝鮮は同じ民族であり、日本人を敵と意識すること自体が民族主義であり、民主主義だと捉えています。右も左も反日愛国主義を競い合う土壌が、金大中政権から盧武鉉政権の過程で完全に定着してしまいました。
ケント 日本でも「民主主義=反安倍」と決め付ける左派メディアを何紙も目にしますが、敵をつくらないと国家の統一感が維持できないならば、文化レベルはそうとう低いですね。
呉 低いです。しかも北朝鮮から尋常ではない数のスパイが韓国に入り込んでくる。裁判官やマスコミ、学者だけでなく、韓国のキリスト教会にも潜り込んでいます。
さらに、大多数の国民情緒がいまや親北朝鮮派に流れつつある。となれば以前より親北のスタンスを見せる朴大統領としては、政治生命を懸け、反日愛国主義を過熱させるに違いありません。
ケント 北朝鮮軍は、8月20日に、南北を隔てる軍事境界線近くの韓国軍の部隊に向けて砲弾を撃ち込んだうえで、韓国軍が11年ぶりに再開した北朝鮮に対する非難放送をやめなければ「軍事的行動を開始する」と通告しました。さらに、21日夕方からは、韓国と対峙する前線地帯でいつでも戦闘が可能な警戒態勢を取る「準戦時状態」に入りました。一触即発の状態でしたが、22日には高官協議が行なわれ緊張状態は緩和に向かい、25日、北朝鮮は「準戦時状態」を解除しました。もともと、戦争する気は毛頭なかったのでしょう。
それにしても韓国人は、相手が日本となると、なぜか血が騒ぎ、ものすごいエネルギーが出ますね。
――仮に韓国が納得する形で日本が謝罪なり補償なりを行ない、燃え上がる反日感情の種を摘んでしまえば、彼らは次に何を「元気の源」にして生きていくのでしょうか。
呉 生き甲斐そのものが消えてなくなるのではないでしょうか。
――呉先生は、日本はもう韓国を相手にしなくていいと主張されていますが、そのほうが健全な日韓関係をもてるということですか。
呉 現状のままならば、付き合っていて良いことは1つもありませんから、まともに相手にする必要はないと思います。そこで韓国が本当に焦り、「日本ともう1度付き合いたい」といってきたら、そのときは日本からきっちりと条件を提示すべきです。1つ目の条件は、両国間の懸案事項を棚上げにすること。2つ目の条件は、日本に内政干渉をしないことです。
ケント もう1つ、忌まわしい反日教育をやめる、という条件も必要でしょう。韓国の反日歴史観を培養している大本を断ち切ることで初めて真剣なお付き合いが可能になります。表面上は友人を装うけれど、裏では悪口ばかりいっていては、本当の人間付き合いはできません。
呉 日本は、もう少し強くなるべきです。相手を突き放すタフさがほしいですね。そうしないと、本当の意味で日韓関係に未来はありません。
――しかしながら、今年8月12日に鳩山由紀夫元首相が、韓国の西大門刑務所跡地でひざまずいて謝罪しました。土下座に見えますが、韓国式の最敬礼だという人もいます。
呉 鳩山さんが行なった謝罪は、韓国ではもっとも悪い罪人がやる行為です。あのようなみっともない謝罪は、「俺は一生その姿勢でいる」と主張していることにほかなりません。多くの韓国メディアは鳩山さんの謝罪を評価していますが、じつは心の中で嘲笑っているはずです。
ケント つまり鳩山さんは、韓国人から未来永劫「罪人」として見られるのですか?
呉 そうですね。日本人なら、あそこまで頭を下げて謝った相手に対して「もう許す、水に流そう」と思うのですが、朝鮮半島にその思想はない。「われわれは相手より勝っている」といわんばかりに斜め上から相手を蔑視し続けます。多くの韓国人は、これから鳩山さんを見るたびに、軽蔑の気持ちを抱くでしょうね。
ケント 個々の韓国人は、日本にどういった感情を抱いているのでしょう。心の底から日本を嫌っているんですか?
呉 微妙な問題ですが、多くの韓国人が、心の中に二面性をもっています。あれだけ反日を掲げるなら、日本に来なければいいし、日本製品も買わなければいい。
しかし彼らは、ほんとうは日本社会や日本人のことが大好きなんです。放射能まみれだと日本を非難していた韓国人が、日本を訪れると、温泉を楽しみます。また、日本人の謙虚さや礼儀正しさ、正直さ、美しい町並みや治安の良さを称賛し、日本のおもてなし文化やお土産文化にも感動します。国家や政治、歴史の話になると反日感情を剥き出しにする人たちもじつは、本音と建前を使い分けているのです。
――韓国社会の貧富の差は著しいです。一流企業に勤める社員の多くは、欧米で暮らす妻子に仕送りをしています。「キロギ・アッパ(渡り鳥父さん)」といって時間に余裕ができると渡り鳥のように会いに行くそうです。韓国の人はなぜ国外逃亡を望むのでしょうか。
呉 韓国人は、アメリカに好意をもつ一方で、韓国社会そのものが嫌いなんです。社会構造の縛りがきつくて辛く、とりわけ受験競争や就職活動にはみんな音を上げます。社会的な差別も激しい。しかも韓国人は、差別的な言葉をずけずけと口にして相手を傷つけます。
また韓国人は、「これからの時代は、英語が堪能でなければグローバル社会で活躍できない」という強迫観念が他国より強い。欧米諸国に妻子を住まわせる家庭が増えているのは、ネイティブと同じレベルの英語力を習得するためです。しかしこの家族別居は、欧米の個人主義で育った子供と韓国的な父親とで価値観が合わなくなるという大きな社会問題を孕んでいます。
ケント 国外に大量に出て行く韓国人がいわゆる貧困層ではなくて、エリート層ばかりだとしたら、韓国の国家レベルは一気に低下します。最も賢いといわれる人たちが海外に流れる「ブレイン・ドレイン」、つまり「頭脳流出」が今後も進めば、もはやこれは国家的な大問題になりかねません。
呉 1度国外に出た人間は、出世が遠のくため、そう簡単には韓国に戻らないのです。伝統的価値観がいまだに根深く残っており、出戻りのエリート層を受け入れる余力はいまの韓国社会にはありません。
もう1つの問題は、韓国で暮らすインテリ層のレベルが、専門性でも一般教養の面でも、日本や欧米先進諸国と比較して極端に低く、アメリカで教育を受けた多くの優秀な韓国人は、いまさら国に戻りたいとは思っていないのです。
◆反日情緒で判決を下す裁判所
――一方日本人でも、たとえば元朝日新聞の植村隆氏のように、アメリカまで出掛けて安倍総理の批判をする人がいます。あるいは、国内で安保法制に関して、やれ戦争法案だ、徴兵制だとか平和憲法を守れと叫ぶ人たちがいますね。
ケント 「戦争法案」といっているのは共産党でしょう。それに安保法案は戦争法案ではなく、戦争をしないための法案、つまり「戦争抑止法案」です。そういうレッテル貼りしかできない人は、完全に共産党に洗脳されています。
日本は徴兵制を禁止していますが、そもそも自衛隊だって、「徴兵は嫌だ!」と泣き叫ぶ若者なんて必要ないでしょう。日本国憲法は、「平和憲法」ではなく、「平和を願う憲法」にすぎません。学者たちは条文がどうこういっていますが、日本国憲法は聖書ではありません。アメリカが押し付けた思想にすぎない。社会の価値観が変われば、それに併せて然るべき変更を加えればいいのです。それに、日本国憲法には、「国を守る権利はない」とは書いていませんからね。
――憲法の解釈をめぐってこれだけ議論が進まないのは、やはりウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)の影響が強いのでしょうか。
ケント 日本人を萎縮させ、「自分たちがすべて悪かった」と精神まで骨抜きにする占領政策が成功したのです。だからいつまでも日本人は、謝ってばかりなんですよ。
呉 日本で安保法案反対運動に参加している人のなかには、韓国人も多いようです。
ケント ハングルで書かれた反対派の旗を多く見かけますね。
呉 韓国はこのような工作に長けていますが、じつは北朝鮮からもかなりの人数が参加しています。1980年の光州事件で暴れた学生たちの先頭に立って動いていた人たちのなかに、北朝鮮の高官として金正恩の周囲にずらっと並んでいる人がいたという事実も最近明らかになりましたが、いまでは韓国人の多くが親北朝鮮感情をもちつつあります。
以前、北朝鮮から韓国に美女軍団が送り込まれたことがありました。あのころから韓国人の対北感情が一気に軟化しました。欧米化し、儒教精神が壊れた社会に住む韓国人は、あの美女たちを見て、「北にはなんと美しい娘たちがいるのだ」「彼女たちこそ韓国女性が失った古き良き、素朴で豊かな精神を保持している」と感動したのです。金正日はそれをよく理解していて、さらに若い女性を大量に送り込み、韓国の男たちをメロメロにさせたのです。こうして「北は怖くない。やっぱり同じ民族だ!」という親北の国民情緒が芽生えるに至ったわけです。
――呉先生は、国民の気分次第で法律も何も関係なしに物事の善悪を決める国民情緒法という法論理を含め、韓国社会のあり方を批判されています。
呉 歴史問題においても明らかなとおり、韓国人は感情的であり、事実や論理を重視しません。その結果、法律までもが感情で左右されてしまいます。マスコミが騒いで時代が反日ムードに包まれると、裁判所でさえ、該当する法律がないにもかかわらず、反日情緒の立場で判決を下すことすらあります。
ケント マスコミが裁判所の役割を担うようなものですね。
呉 韓国のマスコミは強力で、国民情緒をつくり上げて法律すらも変えてしまう。現に盧武鉉政権でも、親日派と認定された人やその子孫の財産を没収する法律がつくられました。反日ということだけは何があっても変わらないでしょう。
――それが彼らの「元気の源」ですから(笑)。以前、日本との併合を推進した李完用首相の長男夫婦の墓が破壊されたという事件がありましたが、それも道義的に問題ないのですか。
呉 ええ。李完用といえば売国奴の代名詞ですし、その名前を聞くだけで韓国人は鳥肌が立つようなおぞましい気持ちになります。日本では、ある歴史上の人物が非難されても、必ず違う部分でその人を評価するバランス装置が働きます。しかし韓国は、一つの批判に皆が同調してしまうのです。
――呉先生もなかなか韓国に帰れないというお話も伺いましたが。
呉 いったん親日派という売国奴のレッテルを貼られると、もう韓国には住めません。私の場合、李完用よりももっと悪い売国奴だといわれて、いまでは韓国への入国も禁止されています。
いま韓国の野党は、日本統治時代を肯定する人を処罰する法律を国会に提出しようとしています。この法案は全会一致で可決される見込みです。
ケント まさに全体主義ですね。
◆日本よ、刺激的な文化発信をせよ
――今後、日本はどのようにして韓国をはじめとする諸外国に対応していけばよいのでしょうか。
呉 最近私は、“Getting Over It! Why Korea Needs to Stop Bashing Japan”(『韓国はもう日本叩きをやめよ』たちばな出版)という本を英語で出しました。その際、日本国内には日中韓関係に関する素晴らしい本が溢れているのに、ほとんど英語に訳されていないことに気付きました。
一方で、在外中国・韓国人等が英語で盛んに反日宣伝を大量に発信するので、他国の人たちはその情報だけを見て信じ込んでしまうのです。黙っていると、外国人は日本のことなどけっしてわかってくれませんから、ここは日本人ももっと頑張って主張しなければならないでしょう。
ケント 日本国内だけで互いにいろいろと言い合ったところで何も始まりません。旧来のメディアだけではなく、インターネットも活用してどんどん情報発信すべきです。私もブログは2カ国語で発信しています。ネットに1度アップすれば、世界中の人が閲覧します。いろいろな人が力を合わせ、英語で堂々たる意見をたくさん発信していくべきです。
あとは個人交流です。外国を訪れた日本人は、現地の人にもっと語りかけるべきだし、日本の企業ももっとフランクな気持ちで海外活動をするべきです。
最近のアメリカ人は、戦時中と違い日本が大好きなんです。いまやアメリカ中の子どもたちがポケモンのゲームに夢中になり、大人はカラオケに行って歌っています。アメリカ人は、これら日本が起源の文化を「クール」、すなわち「かっこいい」ものだと知っているんです。
呉 日本のソフトパワーが、アメリカにも浸透しているのですね。
ケント 個人的には、日本のソフトパワーをもっと拡大してほしい。「日本人は腹の底でいったい何を考えているのか」を伝えられればベストですが、日本は文化的な発信力がとても弱い。アメリカでも歌舞伎や相撲は見ることはできますが、伝統芸能だけでは不十分です。もっと刺激的な文化発信をしていかなければいけない。日本人の考え方や思想、価値観を直接訴えるべきです。
とにかく、あらゆるレベルで海外発信を行なう。これがいまの日本にもっとも求められることだと思います。
(『Voice』2015年10月号より)
◇ケント・ギルバート(Kent Sidney Gilbert)
米カリフォルニア州弁護士、タレント
1952年、米アイダホ生まれ。1971年に初来日。1980年、国際法律事務所に就職して東京に赴任。TV番組『世界まるごとHOWマッチ』に出演し、一躍人気タレントへ。最新刊は『不死鳥の国・日本』(日新報道)。公式ブログ「ケント・ギルバートの知ってるつもり?」で論陣を張る。
◇呉善花(お・そんふぁ)
拓殖大学教授
1956年、韓国・済州島生まれ。83年来日、大東文化大学(英語学)卒業後、東京外国語大学地域研究科修士課程(北米地域研究)修了。新潟産業大学非常勤講師を経て、現在、拓殖大学国際学部教授。著書に、『韓国併合への道 完全版』(文春新書)ほか多数。
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韓国は日本のストーカーだ!〔2〕まともに相手にする必要はない/ケント・ギルバートvs呉善花
ケント・ギルバートvs呉善花
◆鳩山元首相の謝罪は罪人の行為
呉 韓国は1987年に民主化しましたが、何を間違ったか、金泳三大統領のころから「民主主義=反日」へと変貌してしまった。いまや韓国では、反日こそが愛国の象徴です。しかも反日を主張する者の多くは、じつは親北朝鮮でもあります。
韓国と北朝鮮は同じ民族であり、日本人を敵と意識すること自体が民族主義であり、民主主義だと捉えています。右も左も反日愛国主義を競い合う土壌が、金大中政権から盧武鉉政権の過程で完全に定着してしまいました。
ケント 日本でも「民主主義=反安倍」と決め付ける左派メディアを何紙も目にしますが、敵をつくらないと国家の統一感が維持できないならば、文化レベルはそうとう低いですね。
呉 低いです。しかも北朝鮮から尋常ではない数のスパイが韓国に入り込んでくる。裁判官やマスコミ、学者だけでなく、韓国のキリスト教会にも潜り込んでいます。
さらに、大多数の国民情緒がいまや親北朝鮮派に流れつつある。となれば以前より親北のスタンスを見せる朴大統領としては、政治生命を懸け、反日愛国主義を過熱させるに違いありません。
ケント 北朝鮮軍は、8月20日に、南北を隔てる軍事境界線近くの韓国軍の部隊に向けて砲弾を撃ち込んだうえで、韓国軍が11年ぶりに再開した北朝鮮に対する非難放送をやめなければ「軍事的行動を開始する」と通告しました。さらに、21日夕方からは、韓国と対峙する前線地帯でいつでも戦闘が可能な警戒態勢を取る「準戦時状態」に入りました。一触即発の状態でしたが、22日には高官協議が行なわれ緊張状態は緩和に向かい、25日、北朝鮮は「準戦時状態」を解除しました。もともと、戦争する気は毛頭なかったのでしょう。
それにしても韓国人は、相手が日本となると、なぜか血が騒ぎ、ものすごいエネルギーが出ますね。
――仮に韓国が納得する形で日本が謝罪なり補償なりを行ない、燃え上がる反日感情の種を摘んでしまえば、彼らは次に何を「元気の源」にして生きていくのでしょうか。
呉 生き甲斐そのものが消えてなくなるのではないでしょうか。
――呉先生は、日本はもう韓国を相手にしなくていいと主張されていますが、そのほうが健全な日韓関係をもてるということですか。
呉 現状のままならば、付き合っていて良いことは1つもありませんから、まともに相手にする必要はないと思います。そこで韓国が本当に焦り、「日本ともう1度付き合いたい」といってきたら、そのときは日本からきっちりと条件を提示すべきです。1つ目の条件は、両国間の懸案事項を棚上げにすること。2つ目の条件は、日本に内政干渉をしないことです。
ケント もう1つ、忌まわしい反日教育をやめる、という条件も必要でしょう。韓国の反日歴史観を培養している大本を断ち切ることで初めて真剣なお付き合いが可能になります。表面上は友人を装うけれど、裏では悪口ばかりいっていては、本当の人間付き合いはできません。
呉 日本は、もう少し強くなるべきです。相手を突き放すタフさがほしいですね。そうしないと、本当の意味で日韓関係に未来はありません。
――しかしながら、今年8月12日に鳩山由紀夫元首相が、韓国の西大門刑務所跡地でひざまずいて謝罪しました。土下座に見えますが、韓国式の最敬礼だという人もいます。
呉 鳩山さんが行なった謝罪は、韓国ではもっとも悪い罪人がやる行為です。あのようなみっともない謝罪は、「俺は一生その姿勢でいる」と主張していることにほかなりません。多くの韓国メディアは鳩山さんの謝罪を評価していますが、じつは心の中で嘲笑っているはずです。
ケント つまり鳩山さんは、韓国人から未来永劫「罪人」として見られるのですか?
呉 そうですね。日本人なら、あそこまで頭を下げて謝った相手に対して「もう許す、水に流そう」と思うのですが、朝鮮半島にその思想はない。「われわれは相手より勝っている」といわんばかりに斜め上から相手を蔑視し続けます。多くの韓国人は、これから鳩山さんを見るたびに、軽蔑の気持ちを抱くでしょうね。
ケント 個々の韓国人は、日本にどういった感情を抱いているのでしょう。心の底から日本を嫌っているんですか?
呉 微妙な問題ですが、多くの韓国人が、心の中に二面性をもっています。あれだけ反日を掲げるなら、日本に来なければいいし、日本製品も買わなければいい。
しかし彼らは、ほんとうは日本社会や日本人のことが大好きなんです。放射能まみれだと日本を非難していた韓国人が、日本を訪れると、温泉を楽しみます。また、日本人の謙虚さや礼儀正しさ、正直さ、美しい町並みや治安の良さを称賛し、日本のおもてなし文化やお土産文化にも感動します。国家や政治、歴史の話になると反日感情を剥き出しにする人たちもじつは、本音と建前を使い分けているのです。
――韓国社会の貧富の差は著しいです。一流企業に勤める社員の多くは、欧米で暮らす妻子に仕送りをしています。「キロギ・アッパ(渡り鳥父さん)」といって時間に余裕ができると渡り鳥のように会いに行くそうです。韓国の人はなぜ国外逃亡を望むのでしょうか。
呉 韓国人は、アメリカに好意をもつ一方で、韓国社会そのものが嫌いなんです。社会構造の縛りがきつくて辛く、とりわけ受験競争や就職活動にはみんな音を上げます。社会的な差別も激しい。しかも韓国人は、差別的な言葉をずけずけと口にして相手を傷つけます。
また韓国人は、「これからの時代は、英語が堪能でなければグローバル社会で活躍できない」という強迫観念が他国より強い。欧米諸国に妻子を住まわせる家庭が増えているのは、ネイティブと同じレベルの英語力を習得するためです。しかしこの家族別居は、欧米の個人主義で育った子供と韓国的な父親とで価値観が合わなくなるという大きな社会問題を孕んでいます。
ケント 国外に大量に出て行く韓国人がいわゆる貧困層ではなくて、エリート層ばかりだとしたら、韓国の国家レベルは一気に低下します。最も賢いといわれる人たちが海外に流れる「ブレイン・ドレイン」、つまり「頭脳流出」が今後も進めば、もはやこれは国家的な大問題になりかねません。
呉 1度国外に出た人間は、出世が遠のくため、そう簡単には韓国に戻らないのです。伝統的価値観がいまだに根深く残っており、出戻りのエリート層を受け入れる余力はいまの韓国社会にはありません。
もう1つの問題は、韓国で暮らすインテリ層のレベルが、専門性でも一般教養の面でも、日本や欧米先進諸国と比較して極端に低く、アメリカで教育を受けた多くの優秀な韓国人は、いまさら国に戻りたいとは思っていないのです。
◆反日情緒で判決を下す裁判所
――一方日本人でも、たとえば元朝日新聞の植村隆氏のように、アメリカまで出掛けて安倍総理の批判をする人がいます。あるいは、国内で安保法制に関して、やれ戦争法案だ、徴兵制だとか平和憲法を守れと叫ぶ人たちがいますね。
ケント 「戦争法案」といっているのは共産党でしょう。それに安保法案は戦争法案ではなく、戦争をしないための法案、つまり「戦争抑止法案」です。そういうレッテル貼りしかできない人は、完全に共産党に洗脳されています。
日本は徴兵制を禁止していますが、そもそも自衛隊だって、「徴兵は嫌だ!」と泣き叫ぶ若者なんて必要ないでしょう。日本国憲法は、「平和憲法」ではなく、「平和を願う憲法」にすぎません。学者たちは条文がどうこういっていますが、日本国憲法は聖書ではありません。アメリカが押し付けた思想にすぎない。社会の価値観が変われば、それに併せて然るべき変更を加えればいいのです。それに、日本国憲法には、「国を守る権利はない」とは書いていませんからね。
――憲法の解釈をめぐってこれだけ議論が進まないのは、やはりウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)の影響が強いのでしょうか。
ケント 日本人を萎縮させ、「自分たちがすべて悪かった」と精神まで骨抜きにする占領政策が成功したのです。だからいつまでも日本人は、謝ってばかりなんですよ。
呉 日本で安保法案反対運動に参加している人のなかには、韓国人も多いようです。
ケント ハングルで書かれた反対派の旗を多く見かけますね。
呉 韓国はこのような工作に長けていますが、じつは北朝鮮からもかなりの人数が参加しています。1980年の光州事件で暴れた学生たちの先頭に立って動いていた人たちのなかに、北朝鮮の高官として金正恩の周囲にずらっと並んでいる人がいたという事実も最近明らかになりましたが、いまでは韓国人の多くが親北朝鮮感情をもちつつあります。
以前、北朝鮮から韓国に美女軍団が送り込まれたことがありました。あのころから韓国人の対北感情が一気に軟化しました。欧米化し、儒教精神が壊れた社会に住む韓国人は、あの美女たちを見て、「北にはなんと美しい娘たちがいるのだ」「彼女たちこそ韓国女性が失った古き良き、素朴で豊かな精神を保持している」と感動したのです。金正日はそれをよく理解していて、さらに若い女性を大量に送り込み、韓国の男たちをメロメロにさせたのです。こうして「北は怖くない。やっぱり同じ民族だ!」という親北の国民情緒が芽生えるに至ったわけです。
――呉先生は、国民の気分次第で法律も何も関係なしに物事の善悪を決める国民情緒法という法論理を含め、韓国社会のあり方を批判されています。
呉 歴史問題においても明らかなとおり、韓国人は感情的であり、事実や論理を重視しません。その結果、法律までもが感情で左右されてしまいます。マスコミが騒いで時代が反日ムードに包まれると、裁判所でさえ、該当する法律がないにもかかわらず、反日情緒の立場で判決を下すことすらあります。
ケント マスコミが裁判所の役割を担うようなものですね。
呉 韓国のマスコミは強力で、国民情緒をつくり上げて法律すらも変えてしまう。現に盧武鉉政権でも、親日派と認定された人やその子孫の財産を没収する法律がつくられました。反日ということだけは何があっても変わらないでしょう。
――それが彼らの「元気の源」ですから(笑)。以前、日本との併合を推進した李完用首相の長男夫婦の墓が破壊されたという事件がありましたが、それも道義的に問題ないのですか。
呉 ええ。李完用といえば売国奴の代名詞ですし、その名前を聞くだけで韓国人は鳥肌が立つようなおぞましい気持ちになります。日本では、ある歴史上の人物が非難されても、必ず違う部分でその人を評価するバランス装置が働きます。しかし韓国は、一つの批判に皆が同調してしまうのです。
――呉先生もなかなか韓国に帰れないというお話も伺いましたが。
呉 いったん親日派という売国奴のレッテルを貼られると、もう韓国には住めません。私の場合、李完用よりももっと悪い売国奴だといわれて、いまでは韓国への入国も禁止されています。
いま韓国の野党は、日本統治時代を肯定する人を処罰する法律を国会に提出しようとしています。この法案は全会一致で可決される見込みです。
ケント まさに全体主義ですね。
◆日本よ、刺激的な文化発信をせよ
――今後、日本はどのようにして韓国をはじめとする諸外国に対応していけばよいのでしょうか。
呉 最近私は、“Getting Over It! Why Korea Needs to Stop Bashing Japan”(『韓国はもう日本叩きをやめよ』たちばな出版)という本を英語で出しました。その際、日本国内には日中韓関係に関する素晴らしい本が溢れているのに、ほとんど英語に訳されていないことに気付きました。
一方で、在外中国・韓国人等が英語で盛んに反日宣伝を大量に発信するので、他国の人たちはその情報だけを見て信じ込んでしまうのです。黙っていると、外国人は日本のことなどけっしてわかってくれませんから、ここは日本人ももっと頑張って主張しなければならないでしょう。
ケント 日本国内だけで互いにいろいろと言い合ったところで何も始まりません。旧来のメディアだけではなく、インターネットも活用してどんどん情報発信すべきです。私もブログは2カ国語で発信しています。ネットに1度アップすれば、世界中の人が閲覧します。いろいろな人が力を合わせ、英語で堂々たる意見をたくさん発信していくべきです。
あとは個人交流です。外国を訪れた日本人は、現地の人にもっと語りかけるべきだし、日本の企業ももっとフランクな気持ちで海外活動をするべきです。
最近のアメリカ人は、戦時中と違い日本が大好きなんです。いまやアメリカ中の子どもたちがポケモンのゲームに夢中になり、大人はカラオケに行って歌っています。アメリカ人は、これら日本が起源の文化を「クール」、すなわち「かっこいい」ものだと知っているんです。
呉 日本のソフトパワーが、アメリカにも浸透しているのですね。
ケント 個人的には、日本のソフトパワーをもっと拡大してほしい。「日本人は腹の底でいったい何を考えているのか」を伝えられればベストですが、日本は文化的な発信力がとても弱い。アメリカでも歌舞伎や相撲は見ることはできますが、伝統芸能だけでは不十分です。もっと刺激的な文化発信をしていかなければいけない。日本人の考え方や思想、価値観を直接訴えるべきです。
とにかく、あらゆるレベルで海外発信を行なう。これがいまの日本にもっとも求められることだと思います。
(『Voice』2015年10月号より)
◇ケント・ギルバート(Kent Sidney Gilbert)
米カリフォルニア州弁護士、タレント
1952年、米アイダホ生まれ。1971年に初来日。1980年、国際法律事務所に就職して東京に赴任。TV番組『世界まるごとHOWマッチ』に出演し、一躍人気タレントへ。最新刊は『不死鳥の国・日本』(日新報道)。公式ブログ「ケント・ギルバートの知ってるつもり?」で論陣を張る。
◇呉善花(お・そんふぁ)
拓殖大学教授
1956年、韓国・済州島生まれ。83年来日、大東文化大学(英語学)卒業後、東京外国語大学地域研究科修士課程(北米地域研究)修了。新潟産業大学非常勤講師を経て、現在、拓殖大学国際学部教授。著書に、『韓国併合への道 完全版』(文春新書)ほか多数。
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